全身の筋肉が徐々に弱くなる「筋ジストロフィー」の進行を、性機能不全治療薬が抑える可能性があることを、米ハーバード大シュライナー病院と東京大の研究チームが動物実験で突き止め、米科学誌電子版で報告した。
同病院の安原進吾講師らは、筋ジスを発症するマウスの筋肉を、顕微鏡を使った特殊な方法で観察。その結果、筋肉が動いていない間は血流は正常だが、筋肉が動いた時に自然に増えるはずの血流が増えず、筋肉に供給する酸素が不足するなどして、細胞に障害が起きることがわかった。
筋ジスを発症するマウスは、もともと筋肉の細胞が壊れやすくなっていることに加え、運動時の血液の不足が引き金となって、細胞が壊れることを確かめた。
そこで、このマウスに血管を広げる作用のある性的不全治療薬「シアリス」(一般名=タダラフィル)を口から与えると、投与したマウスは薬を与えなかったマウスに比べ、首の筋肉細胞の障害が約4分の1に抑えられ、筋肉の障害を少なくすることに成功した。
シアリスは、日本では7月に製造承認され、今月から販売が始まる予定。バイアグラも、ほぼ同じ薬理作用を持っている。
(2007年9月1日20時15分 読売新聞)
科学の進歩によってこういった薬ができることは嬉しいですね
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